辛島 文雄 ピアノ
辛島 文雄
辛島 文雄(からしま ふみお)
1948年3月9日、大分県出身。
九州大学在学中から演奏活動を始める。1974年にジョージ大塚(Ds)グループで本格的な 活動を始め、1978年にジャズドラマーの巨匠エルビン・ジョーンズとの共演アルバム「ムーン・フラワー」の収録において その才能を認められる。この収録を機にエルビン・ジョーンズ=ジャズマシーンのレギュラーピアニストとして迎えられ、 1980年から1985年までの6年間にわたり彼のワールドツァーに参加する。また、この頃に日野元彦(Ds)とトリオを組み、 ラリー・コリエル(Gtr)やディーブ・リーブマン(Sax)達と共演する。このような活動を通して彼はワールドワイドなピアニ ストとして認められる。
1985年と1986年にピアノソロ作品を連続して発表、1986年に初のソロ コンサートを催す。1987年には一転して7人編成のプロジェクトコンボを 組み「トランスパーラント」を発表する。
1988年に辛島文雄クインテットを当時の若手の逸材である奥平真吾(Ds) らを迎えて結成、このバンドは1991年度のスイングジャーナル誌人気投 票バンド部門でポールウイナーに選出される。1992年にオーストラリアのシドニーで開催されたシドニー市政150周年記念ジャパン・フェスティバルに道下和彦(Gtr)とのデュオで招待され好評を博す。また、この年は日本の作曲家・藤井清水を題材とした坂田明(Sax)グループへの参加や、第28回大分県芸術祭「吹奏楽の夕べ」で兄の辛島光義氏指揮の下「ラプソディ・イン・ブルー」を客演するなど多彩な活動を行う。 1994年にジャズドラムの名手トニー・ウイリアムスを迎えて「フミオ・カラシマ/イン・サンフランシスコ」を発表する。
1993年のこの収録を機に、若手の逸材である本田珠也(Ds)を抜擢して活動を始め、後に荒巻茂生(B)の参加により辛島文雄トリオとして活動を行う。1994年に大分県で催されたジャズ・スーパー ・セッションで巨匠ジム・ホール(Gtr)と共演。この頃より自己の海外公演も多くなり1995年、1997年に香港のジャズクラブで香港在住のジャズ マン達と共演をおこなう。また、この年にジャポネ・イン・イタリーに招待されミラノ、ローマ、ナポリ、パレルモの4都市で自己のトリオに林 栄一(Sax)を加えたカルテットで参加し好評を博す。1996年はニュージーランドのクライストチャーチ市の主宰によるフェスティバル・オブ・ジャパンに招待され荒巻茂生(B)、福岡在住の原田迅明(Ds)とトリオを組み参加する。
1997年にUSAのドリュー大学でおこなわれたジャズ・アット・ドリューに参加する、等々こうした海外公演は何れも各都市で好評を博しており辛島文雄の知名度を高めている。
現在は自己のグループを中心に日野皓正(Tp)、渡辺香津美(Gtr)、本多俊之(Sax)、カルロス・ガーネット(Sax)、奥平真吾(Ds)、井上陽介(B)などとの共演、また、角田健一ビッグバンドや神奈川フィルハーモニック管弦楽団と「ラプソディ・イン・ブルー」への客演など多岐に渡っている。
最新作は「ランコントル」辛島文雄etトゥーツ・シールマンス(ポリドール/Verve/N.Y録音)を1999年9月1日に発売。これは1976年の初リーダーアルバム「ピラニア」から数えて20枚のリーダーアルバムである。辛島文雄はエルビン・ジョーンズのスピリッツを継承するミュージシャンの一人であり、ジャズのフィールドから最上のピアノテクニックを確立した実力派ジャズピアニストとして高く評価されてる。そして、今日までスイングジャーナル誌人気投票ピアニスト部門において常に上位に選出されている。
http://www.pit-inn.com/karashima/
▲ページのトップへ戻る